【秋打ち】
自然栽培米田んぼ。
稲刈りが終わった田んぼの耕耘作業を、この辺りでは『秋打ち』と言います。
耕耘して稲ワラを土と混ぜます。
こうする事でワラの分解を促進するという効果が有ります。
この作業、以前はやっていなかったんですよね。
秋に耕耘した田んぼは春に乾きにくくなるからです。
特に小千谷市は豪雪地帯ですので、元々乾きにくい所が更に乾きにくくなってしまいます。
以前は春に土を乾かす事を重視していました。
土を乾かす事で『乾土効果』を発揮させようと思っていました。
しかし、あまり実感は有りませんでした。
そもそも土を乾かす期間も短かった可能性も有りますが。
そんなに乾いていない田んぼの方が成績が良かったりもしたので、一度今までの自分の考えをリセットしてまた色々試してみようと思い、少し前から秋打ちも試しています。
今年の成績を見ると秋打ちをした田んぼの方が、していない田んぼに比べて成績は良かったです。
秋打ち以外の他の管理方法の部分の違いも有るので秋打ちの効果と断定はできませんんが、傾向は有るような気がします。
自然栽培米の先輩方や上手くいっている方のお話を聞いた中で「未分解のワラが残っているとコナギが生えやすい」と聞いた事が有ります。
(コナギは無能薬栽培田んぼではかなり問題となる草です)
秋打ちをして稲ワラの分解を促進する事で、コナギの抑草にも効果が有るかもしれません。
徹底している方はフレールモアで稲株も粉砕してから耕耘して分解を更に促進しているそうです。
我が家はそこまで出来ませんが。(フレールモア欲しい...)
改善の余地がたくさん!
自然栽培の可能性はまだまだ大きいです!
それではまた☆